ステア
ステアするカクテルの作り方と技法について。
ステアの基礎知識
ステア -Stir- はミキシンググラスを利用して材料を混ぜて作るカクテルの技法です。
シェークしなくてもよく混ざる材料やシェークでは不向きな場合などに使われる技法です。シェークよりも材料特有の持ち味を保てる利点があります。
ステアの道具
ステアの技法
- はじめにミキシンググラスに氷を入れます。
- 器具が冷やし氷の角を取るために、材料を入れる前に水を入れて軽くステアします。ストレーナーをして、水を切ります。
- 材料をレシピの順に手早く注ぎます。
- 左手でミキシンググラスの底の方を抑えながらバー・スプーンで、材料と氷を同時に回転させます。
- バー・スプーンの持ち方は、右手の手の平を上に向けた状態で中指と薬指の間にバー・スプーンの中央のらせん状の部分を軽くはさみ、親指と人差し指をバー・スプーンの上部に軽く添えます。
- 親指と人差し指はバー・スプーンを軽く支えた感じで、中指の腹と、薬指の背中を使って、時計回転にスプーンを動かします。手首のスナップをうまくきかせます。
- 15~16回くるくると回転させてステアの動作を終えます。
- バー・スプーンを抜き取るとき背を上に向けて抜き取ります。入れるときも同様です。
- ストレーナーをミキシンググラスの注ぎ口は左向きにしてはめます。反対側にストレーナーの柄を向くようにしてはめましょう。
- 人差し指でストレーナーの中央を押さえ、ミキシンググラスをしっかりと握って、グラスに注ぎます。
ステアのポイント
- 氷は大き目のもので材料よりも多めにしましょう。
- バー・スプーンを扱うときは、つねにスプーンの背を外側にし、ミキシンググラスの内側につけて、すべるように静かにスピーディーに回します。自然なスムーズな回転を心がけます。
- 回転中は、つねにスプーンの先が底に届いているようにします。
- 氷がぶつかりあわさないように注意して、音がしないようにします。スプーンが倒れないように軽く支え、回転はあくまで、中指と薬指の2本に任せる感じです。
- らせん状の部分を使うことでステアがしやすくなります。